vi と Emacs で迷子にならないために#

Linuxの2大エディタ Vi と Emacs。どちらも使う機会は少なく、不慣れな状態で使うと迷子になりがちです。 そこで、最低限の操作だけでも押さえておくことを目的に記事をまとめました。

vi ― 困ったときは ESCキー でノーマルモード#

注釈

vi系はモードという概念があり、モードによって操作が異なります。 まずは、現在のモードを確認することが重要です。

操作

キー

モード切替

i (挿入)/ ESC (コマンド)

保存

:w Enter

終了

:q / 強制 :q!

保存+終了

:wq または ZZ

移動(文字)

h j k l

移動(大域)

gg 先頭 / G 末尾

検索

/文字列 → 次へ n

取り消し

u (戻る)/ Ctrl-r (やり直し)

ヒント

  • とりあえず ESC — 迷ったら ESC でノーマルモードへ退避

  • hjkl = カーソルキー — 初心者は十字キーでよい。極めたい人は hjkl を覚える

Emacs ― 迷ったら C-g でキャンセル#

注釈

C-x や C-cとは、Ctrl キーを押しながら x や c を押すことを意味します。

操作

キー

保存

C-x C-s

終了

C-x C-c

取り消し

C-/ または C-_

キャンセル

C-g (パニック時に連打)

移動(文字)

C-f 右 / C-b 左 / C-n 下 / C-p

移動(行頭/末)

C-a 行頭 / C-e 行末

検索

C-s (インクリメンタル)

ヘルプ

C-h t (公式チュートリアル)

ヒント

  • C-g でとにかく中断 — 誤操作時の “非常口”

  • 30 分チュートリアルC-h t でチュートリアルが始まる

参考情報

記事情報

投稿日:

2025-05-07

著者:

mtakagishi